連載でお届けしている大人のための「発達の動きの探究」参加者インタビュー。
手話通訳者の新納真梨子さん、前回は
「想定外だった効果」「レッスンの中で印象的だったこと」
などなどをうかがいました。
最終回の今回は、「こんな人におすすめ!」を聞いてみました~。
体がつながって動いていることを実感すると、職業病の予防になるかも、
と思われたそうです。
お子さんにもやってみてほしいそう!
* * *
みかさ:ずっと今までレッスンを積み重ねてきてて、次のステップ、
次はこういうところに行きたい! っていう希望はどんなところでしょう。
レッスン以外でも、いずれはこういうところに、っていうのがあったら。
真梨子さん:目標……。
えっと(レッスンの終わりは)立つところですよね、
最後、立つんですよね。
そこまでしっかりつづけようと思ってますし……。
あと頭と体を、一致させたいってことでレッスンに参加してるので、一致させること。
どうしても、客観的に見るっていうことが苦手なんですね。
なので一致させることで、客観的に見るっていう力も伸ばしたいなって思ってます。
みかさ:完璧にできる人って、人類にはいないんじゃないかと思うから、
たぶん、きりのない探究になるかなと思いますけど、
応援させてもらえればと思います。
話が尽きないんですけど、この「大人のための発達の動きの探究」、
人にすすめるとしたら、どんな人にすすめたいですか。
真梨子さん:まずは、子どもがもうちょっと成長してきて、
部活動とか体を使ったことをするときに、
トレーニングもいいけどこういうのもねって、入れたいなとは思ってます。
あと通訳でいうと、職業病で頸肩腕障害っていうのがあるので、
そういうのを防ぐためにも、ストレッチも大事なんですけど、
こういう動き、体の探究することによって防げるんじゃないかなって。
みかさ:それはすごくあるでしょうね。
腕のイメージがここ(腕の付け根)から先だと、
肩関節で動かすものだと思っていると、傷める人は多くなる。
腕自体は重いので。
今やってるみたいに、肩甲骨の動きで、背骨も協調して動いてくれてる
っていうイメージをもつだけで、だいぶ楽にはなると思う。
真梨子さん:精神的なところでも病気につながりやすい。
通訳することの負担だったり、ストレスが発症の原因になるっていうのもあるので、
それこそ動きと考えを一致させるっていう、
それってけっこう大事なんじゃないかなって思います。
すごいこれ(腕を上げながら)大事だと思うんですよね。
肩からじゃなくて、肩胛骨から。
肩胛骨を動かすってすごい大事だと思うんです。
みかさ:またマニアックな(笑)。
では最後に一言、だれかにすすめるとして、
このレッスンをどういうふうに紹介してくださいますか。
真梨子さん:うーん、なんてまず説明すればいいかな……。
説明がすぐに思い浮かばないんですよ。
みかさ:ね、難しいんだよね。ストレッチ……ではないしね。
真梨子さん:うーん……。
赤ちゃんは自分で体を、どんなふうに動くか、探りながら成長するっていう。
それをまねて、自分の体っていうのも、ふり返ってみるようなレッスンなんだよ……
っていう感じですかね。
もう「詳しくはwebへ!」ってなっちゃうかも(笑)。
みかさ:(笑)いや、私もなかなか難しくて。
こうやって受けて下さってる方の実感として、
どういうものなのかっていうのを言葉にして頂けると、ありがたいです。
ほんとに毎週毎週、楽しんでやって下さってるのがよくわかって。
今日は貴重な時間、ほんとに……私も新しい気づきがいっぱいありました。
ろうの方の文化って面白いなっと思うことがたくさんあるんだけど、
通訳されてる真梨子さんの実感とか難しさとか、ちょっと聞けて。
ダンサーとしては羨ましい。動きを言語として持ててる、っていう。
繊細な動きでいろんな表情が出せるっていう。すばらしいと思っているところです。
真梨子さん:私も手話を学びはじめたきっかけが、なんてきれいな動きするんだろうって。
なんて伝わりやすい表現をするんだろうって。
この人たちの動きを自分でもできるようになりたいな、
っていうところからはじめたので。
みかさ:ああ、素敵。あこがれ。
真梨子さん:すごい素敵なんですよ。そうなんです。
みかさ:あこがれの動きと自分の体の地図、動きの地図が、
だんだん一致してくるはずなので!
お互い探究していきましょう。
真梨子さん:はい、よろしくお願いします。
みかさ:今日はありがとうございました。では! またレッスンで会いましょう~。
* * *
真梨子さん、ありがとうございました!
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