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遊びと学びは同じとこに(お尻の研究から)

執筆者の写真: 太郎 西邑太郎 西邑

こんにちは、シェルハブ・メソッド しおがま

「文章担当」スタッフの太郎です。

大人のみなさん、最近「これにハマってる」とか

「これを集めてる」みたいなもの、ありますか?

まわりの小さい人はどうでしょうか?


本日は、「夢中で遊ぶ」ことと「学ぶ」ことは

じつはほぼ同じっていうお話をお届けします。


脳から見ると、「学べる」って、

苦しんで我慢して頑張って…という時間じゃなくて

「何これ面白い!」を追いかけ回してるときなんです。



●脳は好奇心が大好き


「自分の興味をとことん追いかける!」って、とても素敵なことです。

大人も子どもも大事にしてほしい時間です。


面白いもの、ワクワクするものを見つけた時、脳は大喜び。

がぜんやる気を出します。

そして脳がやる気を出すと、「学び」がスタートします。


「学ぶ」っていうと、目標を決めたり計画を立てたり、教科書を読んで…

というイメージが強いでしょうか。

でも脳の歴史から見ると、これはずいぶん不思議な方法なんです。

「学ぶ」って、もっと幅広くて面白い現象です。


●子どもは研究している


マンガの赤ちゃんは今、自分のお尻に興味を持って

「どう動くかな?」

「どんな感覚がある?」

いろいろ試して、学んでいるところ。

お尻の研究中です。


お尻の筋肉のプルプル具合を試しているかもしれません。

振動と重力の関係に気づいたら、お腹や脚を揺らしてプルプルしてみるかも。


または骨盤の動きに気づいたかもしれません。

骨盤の動きによって、背骨の感覚も脚の感覚も変わります。

バランスのとり方が変わって、ドキドキするかもしれません。


小さいお子さんにとっては、自分の体や動きも「新たな世界」です。

その分、大人よりずっと細かい変化に気づきます。


生まれてすぐから9歳くらいまでは

「自分の体」「体の感覚」がとても新鮮で、

小さな変化も面白がれる時期です。


お尻ってフルフルする、面白い!

こうすると手が持ち上がる、すげー!

・・・って楽しめるんです。


今のブームも、興味のきっかけも、その子それぞれ。

だけど「どんなふうに動くかな」「動いたらどんな感じがするかな」

・・・という面白さは共通しています。


●「学び方」を学ぶ


こういう楽しい研究を通して、

子どもは自分の体や動きや感覚のことを知っていきます。


それだけじゃなく、この経験を通して

「学び方」・・・みたいなものも知っていくんです。


脳の仕組みから見ると、学びには3つのステップがあります。


 ① まず、何かに興味を持つ。


 ② 次に「何ができるかな」とやってみる、試してみる。


 ③ いろいろ試して「なるほど」と納得すると、学びが終了します。


●トライ&エラーを楽しむ力


「何だろう?」って気になるものを見つける。

「やってみよう」と試してみる。

「思ってたんと違う!」ってなったら、やり方を変えてみる。

もう一度やって比べてみる。

「思ってたのと違うけど、これも面白い!」って、別の研究を始めちゃう……


どれも「学び」を楽しむための、一生もののスキルです。


人生には新たな学びが必要になる瞬間が沢山あります。

その時「思ってたのと違うけど、またやってみればOK」と思えること、

「いろいろ試すのって楽しい」って経験して知っていることは

大きな支えになります。


●好奇心は広がっていく


今はお尻を研究中だとしても、体はつながり合って動いています。

お尻の実験がある程度「なるほど」となると、

「あれ?背中も動いてるじゃん」なんて気づいて

また別の研究が始まるのです。


脳も同じく、つながり合って働いています。

好奇心もお隣へ、お隣へと広がっていく性質のものです。


「コレにしか興味がなくて、大丈夫?」

なんて心配は、全然いらないので、

「何これ?を追いかけたら面白かった!」をいっぱい体験してほしいです。


  * * *


次回のコラムは、日本とは違う文化から見た「学ぶ」をご紹介します。

世界には「教える」「教わる」っていう概念がない文化があって、

えっ・・・じゃあ、どうなるの?っていうお話です。

あと、赤ちゃんが物理の実験をしている(!?)話も。

どうぞお楽しみに!

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