絵本専門店メアリーコリンのあべりみさんから、今月の絵本が届きました◎
『スイミー』で有名なレオ・レオニの一冊。
先日の「ごっこ遊びのススメ」でも、主宰のみかさから
「表情がないからこそ…」という話が出てきましたが、
この絵本も「目も口もないのに、表情豊か」だそうです。
私もたしか昔、読んだことがある絵本ですが、あらためて
「なるほど~、そこがいいのね~!」
と、もう一度読みたくなりました。ぜひぜひ↓↓
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みんな大好き、レオ・レオニ。
『スイミー』『フレデリック』『アレクサンダとぜんまいねずみ』など、レオ・レオニは数多くの名作を残しましたが、その中でも私は断然これが好きです!
『あおくんときいろちゃん』
あおくんときいろちゃんは大の仲良しです。ばったり会えた二人は嬉して嬉しくて、とうとう「みどり」になりました。楽しく遊んでから家に帰ると、パパとママには二人のことが分かりません。あおくんときいろちゃんは悲しくて悲しくて・・・。
色紙をちぎって貼り付けたような絵は抽象的です。
何かの形をしているわけでもなければ、目や口も描かれてはいません。
それなのに、あおくんやきいろちゃんは表情豊か。嬉しい気持ちや悲しい気持ちが伝わります。
子どもたちは、あおくんときいろちゃんの気持ちに寄り添い、喜び、心配し、応援し、そしてホッとするのです。
『あおくんときいろちゃん』はレオ・レオニが孫と遊んでいて、手近にあった紙に色をつけて即興で作った話なのだそうです。
なるほど。レオ・レオニの他の絵本とはちょっと違うこの感じは、おじいちゃんと孫の遊びの場に流れる穏やか空気なのだと、納得。
温かで緩くて優しい『あおくんときいろちゃん』が大好きです。
紙のカバーを外すと、手ざわりのいい表紙が現れます。そこも大好き。
ぜひ手にとって、ゆっくり見てください。
(BOOK WITH CAFE MARY COLIN / あべりみ)
『あおくんときいろちゃん』レオ・レオニ/作 藤田圭雄/訳 至光社
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BOOK WITH CAFE MARY COLINさんのホームページはこちら。
ゆっくり絵本を楽しめるカフェです~。
海外の絵本もあります。 ちなみに、Facebookでもいろんな絵本を紹介されていて、ふふふ、たのしいです。
(「うろおぼえがテーマの絵本」気になっています)
表情が描かれてないからこそ、イメージの世界で いろんな顔を見せてくれる『あおくんときいろちゃん』。
「イメージ」「想像」の世界ってとても力づよくて、 私も文章を書くお仕事をする中で 「直接書かれたことより、行間から想像したイメージのほうが、印象に残る」 と聞いたことがあります。
先日ご紹介した「セーター人形さん」も
私、いろんなエピソードを聞きながら 「お子さんが愛着をもつお人形なんだなあ」 という印象を持ったのですが、
それも「表情を自分でイメージするから」なのかな~と思います。
イメージの力がつよい!というところもそうだし、
たとえば『あおくんときいろちゃん』を読むときは 「あおくん」「きいろちゃん」の気持ちをイメージして お子さんがそちらに寄り添っていくわけですが、
セーター人形さんは表情がないことで、逆に、 お子さんの「いろんな気持ち」に寄り添ってくれるかもなあと。
4月27日に来られない方も、↑↑のイベントページや 「ごっこ遊びのススメ」ぜひ、見てみてください~。
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