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ココロを支える「近くて小さい目安」

  • 執筆者の写真: 太郎 西邑
    太郎 西邑
  • 2022年9月27日
  • 読了時間: 2分

更新日:2023年6月17日

シェルハブのレッスンは

赤ちゃんの「動きの発達」を支えることがメインですが

同時にご家族の心理的なサポートにもなっています。


私はその理由の1つは

「小さな見通しが立つから」

じゃないかな、と思っています。


赤ちゃんのことに限らずかなと思いますが

ちょっと気になることって、ネットなどで調べると

よくこんな答えが出てきます。

「個人差が大きいから、心配しすぎないで。」

「異常ではないので、様子を見て。」


でも心配なときって、それじゃ安心できない

・・・と私は思うのです。



これは臨床心理学の分野で聞いたことですが

「大きな変化が起きている」とき

「日常生活に小さな目安があって

見通しがつくと、過ごしやすい」です。


たとえば大きな病気をしたとき

「来月になったら、絶対よくなりますよ」

という、遠い大きな変化より

「1日3回ご飯を食べられたらOKです」

みたいな、「近くて、小さい」目安が

こころの支えになる、というお話です。


「子どもが生まれる」

というのも、とても大きな変化です。

変化が起きているときは

自然とストレスを感じやすくなります。


その中でもし不安や心配があったら

「だいたい何か月で、こうなるかもしれません」

だけだと、ちょっと見通しが長すぎるんじゃないかな

と思います。


シェルハブは1人1人の動きを見て

「膝を曲げる動きが上手になったなー!」

「あっ、今週は右側をいやがらない!」

すごく小さいところを見ます。

そして、それをご家族とシェアします。


毎日見てると、逆に気づかないような

小さな変化だったりします。

それが具体的にわかることで

「ああ、ちゃんと成長してるんだ」

と思えたり


「なるほど、そういうところ見るんだ」

小さな動きの変化にご家族が気づきやすくなって

レッスン以外の時間でも

「あっ、すごいことやってる!」

と成長を感じられるようになると

すごくラクになるそうです。



7月の高尾さんのワークショップのあと

「お子さんの小さい動きに気づけるようになるには?」

とご質問いただきました。


私たちが取り組んでいることでは

赤ちゃんの動きをやってみる連続レッスンおすすめです。

「自分の体の地図」を詳しくアップデートしていくようなレッスンです。


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