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"○○できない子"と見ない。「観察」が大事な理由。

  • 執筆者の写真: 太郎 西邑
    太郎 西邑
  • 2022年4月12日
  • 読了時間: 3分

学習会の後にお寄せいただいたご質問から。


「具体的にどうしたらいいのか知りたい!」


ごもっともです!


じつはシェルハブメソッドには

「ハイハイしない子にはこうしましょう」

みたいな「問題」と「答え」のセットはないのです。

というのも具体的にどうしたらいいかは

「その子によるから」。


ちょっともどかしい答えかもしれません。

あるいは当然のことと思われるでしょうか。


「その子によります」だけではモヤモヤするので

みかさに聞いてみました。

「たとえば、ハイハイしないって相談されたらどうするんですか?」


以下、みかさからです。


  * * *


私は「ハイハイしない」「なんでかな?」と考えることもありますが、むしろ、


「骨盤を傾けてる!」

「膝で床を押している!」

「手が正中線を超えて反対に行く!」とか

「背骨が6方向動いているかな」とか

赤ちゃんがやっていることを観察しています。


「なんで」を考えるのは、憶測になることも多いので、しないようにしています。


なので「ハイハイしないんです」と相談されたとき

「ハイハイの仕方」を答えたり、

ハイハイの練習をすることはないかもしれません。


「ハイハイしない子」と見るのでなくて、

何をしているのか見るんです。

伝わるかしら?



レッスンも「ハイハイ」を目指してやるわけではないです。

見ていて、この動き方はやってないかもと思ったら

気づいてもらえるように工夫します。


たとえば背中の使い方。

背骨の動きは、伸展(反る)屈曲(丸める)

そして側屈(左右に曲げる)回旋(左右にひねる)があります。


右だけいっぱいやってるなと思ったら「左にも動くけど、どう?」

反る方向だけいっぱいやっていたら「丸くなる姿勢もあるよ」


どう気づいてもらうか?は、それこそ何万通りもあるんですが、

大人が無理やり動かすんじゃなく、、っていうところがとても大事です。


そのために、動きの仕組みをよく知る、とくに自分でやってみる。


骨盤や股関節の動き方とか、

こう動くとここも連動して、こんなふうについてくるとか

普通は意識しないけど大事なポイントが多くあります。


それを意識できるようになると、子どもの動きを見てても気づきやすくなりす。


  * * *


お子さんに何かしてあげたい気持ちのとき

「まず観察」というのは

何だか遠回りに感じられるかもしれませんが


たとえば

「この子ハイハイしないな」と見ているときと

「おっ、骨盤を持ち上げてみてる!」と見えるとき

恐らくその子への接し方は変わると思います。


「〇〇できない子」とは違う視点ができる。

それがとても大事だと考えています。


いつも身近でその子に会って、見て、触れている

あなたが一番「その子」についてプロフェッショナルです。

なのでぜひ「見る力」を育ててほしいのです。



「寝返り」「ハイハイ」の連続セミナーがスタートします。

(※発達の動きの探究64レッスンを発達段階ごとに分けたものです)


【お申込・お問合せ】https://forms.gle/a1hvhCooQ3KzSyEo8


ハイハイ期のレッスンでも

実際にはハイハイする時間はわずかです。

背中の使い方だったり

いつ頭が向きを変えるかだったり

一見まったく関係ないように見えますが

こうした動きは、その時期の赤ちゃんが実際にやっている

「動きの探究」です。

ぜひ体験してください。


みかさ1人でレッスンできるお子さんは多くありません。

全国の保育士さんや支援職のみなさん、頼りにしています。

どうぞよろしくお願いします。

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