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  • 執筆者の写真太郎 西邑

ボタンがあります~自分で動く~

学習会やレッスンのようすをお伝えする中で

シェルハブメソッドは「自発的な動き」

そして、「いろんな動きが自由にできる」ことを大切にしています、

と書いてきました。


自分で自由に動けることが大事。

その理由はたくさんあると思いますが


「自分で居心地のいい姿勢になれる」


というのは、ご家族や保育士さんの話を聞く中で

なるほど考えたことなかったけど、大事~!

と思ったポイントの1つです。



赤ちゃんが泣く理由の1つに

「いまの姿勢がいごこちよくない」

「姿勢を変えたいけどうまくいかない」

というのがある、と聞いて、

想像してみました。。

0歳のときの記憶はないので、大人に例えたらどんな感じかな?と。


たとえばとっても具合が悪くてベッドで寝ている。

ちょっと姿勢を変えたい。

でもどうも自分では動けない。

そんなとき

「誰かいませんかー」

「ちょっと来てくれませんかー」

とひたすら呼ぶしかなかったら、、それはしんどいなあと。


でもあの、最近、病院とかのベッドに、

「ボタンを押すとウイーンと上下するやつ」

ってありますよね。

機械が上体を起こしたり、倒したりしてくれるベッドです。


自分では起き上がれないとき、あのボタンがあったら、

「だれか呼ぶか」

「ボタンを押すか」

と選択肢が1つ増えます。

これはだいぶ気持ちが楽になる気がします。


ぽんぽんむぎゅなどを通して

「ここも体だよ、動くのよ」

「右もあるよー」って伝えるのは

動きの選択肢を増やす

という感じかもしれません。

「あ、実はこのベッド、起きるボタンついてるんですよ!」って。


みかさは「赤ちゃんに気づいてもらう」と言います。


ポイントは「大人がボタンを押してあげる」んじゃなくて

「ボタンあるんですよ~。ここですよ」

と、赤ちゃんに「気づいてもらう」こと。

だと思います。


大人レッスンこと「動きかたセミナー」の参加者の方から

「赤ちゃんが蛇口をあけて、水をバシャーッてやるのがブームになったとき、もしかしてと思って、蛇口をしめる動きを一緒にやってみた」

「そしたら、あけたらしめる、あけたらしめるが面白くなって、バシャーはやらなくなったんですよ」

というお話をうかがったことがあります。


もう慣れちゃった大きい人から見たら「逆に回す」だけなんですけど、

これも「この動き、知ってた?」「気づいてた?」なんだなあ、

お水バシャー!の面白さを上回る発見なのか~、

と、フムフムしました。



体は、ボタンや蛇口よりは、うんと複雑ですが、

そのぶん遊びがい、試しがいがあります。

「お、探究してるな」

と思ったら、ぜひ見まもってほしい!

です。

そしてちょっと困ったなーというときは

シェルハブメソッドがきっとお役に立つと思います。

お知らせくださいませ。

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