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  • 執筆者の写真太郎 西邑

動きの貯金箱と、十円玉みたいな良さ。

先週はZoom学習会、

「6ヶ月ころまでのいろいろな動き」でした。

ポイントは、6ヶ月という数字よりも

「お座り、ズリバイなど、今までと違う動きをドバーッとはじめる」、

みかさいわく「発達的に大忙しな時期」


・・・そんな時期が始まる「前」に

赤ちゃん、めちゃくちゃいろんなこと、やってる!

という内容。

6ヶ月ころまで、の「まで」がポイントでした。



今までと違う動きがドバーッと現れるのは

たとえるなら「動きの準備の貯金」が

たっぷりたまったから。


貯金箱の中身、たっぷりになったので

フタを開けてちょっと傾けたら、

重みでひっくり返って

「ザーッ!ジャラジャラ~」

と、いろんな動きが・・・

そんなイメージです。

(※上側にフタがある貯金箱だと思ってください)



「ザーッ、ジャラジャラ~」が起こるためには、

その前に「貯金の時期」があります。


小さな「動きのコイン」を1つずつ見つけていく時期。

シェルハブはこの、貯金の時期を見るのが、得意です。


貯金箱の中って見えないので

「ザーッ」と出てこないと

まだなんだなーと待つしかないけど


床の上でやってるあんな姿勢やこんな動きについて

「これって百円玉なんだ~」

「これもコインなんだ」

って知ると


「お、新たなコイン発見してる!」

そんな楽しみができて、面白いんです。



6ヶ月って日本だと「そろそろ離乳食」と言われて

「じゃあ、ちょっと座っていただかないと…」

って悩んだり

(ちなみにこの基準、ちょっと早すぎと思う!他国だと、もう少し後。byみかさ)


あるいは、ほかのお家の子がドバーッといろんなことを始めてるのを見て

「あれ?この子はまだ?」

と心配になったりしやすい時期ではあるかも、です。


あとは、「いきなりハイハイした!」

「発達の目安だと、ズリバイ、お座り、ハイハイの順だけど、いいの??」とか。



あんまり心配しないで!とみかさ。

何かのコインをゲットしそびれてる、という場合も、もちろんあるんですけど


「もう中身たっぷりだけど、まだフタを開けてない」

「フタ開けたけど、傾けるのはまだ。ぎっしり、キラキラ、素敵なので眺めています」

「開けたあと、もう一度閉めてみました。今はフタの開け閉めにハマってます」


みたいなときもあります。

まだ見えなくても、貯金はしてるかも。


ズリバイが最初じゃなかったーっていうのも

「貯金箱倒して最初に出てきたのが百円玉だった!」

みたいなことで、

一円玉から五百円玉まで、いろいろ入ってる中から、

ドバーッと出てくるので、普通にごちゃごちゃになるんです。



個人レッスンなどでは、たとえば

十円玉まだ見つけてないかなって思ったら


「どう? 新発見してみない?」


お子さんの年齢などに応じて、いろんなやり方で

動きを誘ってみる、ということはします。


でもそれは「できないと大変」じゃなくて

「いろんな動きができると、より楽で、嬉しいから」という感じ。



五百円玉があればたいてい困らないけど、

百円玉も十円玉も持ってたら

自販機が「つり銭切れ」でも、ジュース買えるから。


えーん喉かわいてるのに、しょぼん、にならずに

麦茶とか飲めるから。


そんな気持ちでシェルハブは

「豊かな動き」を応援したり、お手伝いしたりしています。

十円玉みたいな小さな動きも、たくさん楽しめますようにー。

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