本日は「遊び」をテーマに
まめちゃんのお話をお届けします。
まめちゃんって誰??
の方もいらっしゃるかもしれませんが、
昨年度「冒険おさんぽ会」に参加されてた皆さんは
おなじみですよね。
毎回一緒に野外をおさんぽして、見守って、
全力で遊んでくれたのはもちろん
「今回の遊びポイント」や当日の「レポート」を
遊びゴコロたっぷりに届けてくれた
「遊びの天才」まめちゃんです。
今は北海道でやっぱり「遊び」をお仕事に活躍中!
そんなまめちゃんとみかさが
Zoomでおしゃべりしていたら
「なぜまめちゃんが遊びの天才になったのか」
というお話が聞けました。意外なことに、
「入院生活があったから」。
ぜひぜひお読みください~。
* * *
最近、YouTubeで
いろんな病気と向き合いながら生活している子どもとか、
その家族のドキュメンタリーを見ていて、
そういった親子さんにも何かできないかな、
遊びのことで何かできることはないかなって
考える時間が増えてるんですけど。
もともと自分は病院出身って言ったらあれだけど、
病院での生活が日常の中にあった子供代表で。
2歳から18歳までかな。ときどき入院して。
でも自分のいいところというか、
あとは両親の育て方が良かったなと思うところが、
しょっちゅう入退して手術してって、一見、
大変そうとか深刻な場面なのかもしれないけど、
けっこう笑いどころがあるというか。
もちろん母とかは、苦悩があったそうで。
でもそれは大人になってから聞いたことで、
子供の時はそういう感じではなくて。
入院生活の楽しみもあって。
手術と寝たきりと治療はもちろん嫌なんだけど、
看護師さんも定期的に会えるのも楽しみだったし、
何より入院中って1年生からは保護者は泊まれないから。
しかも私の場合、入院先が毎日お見舞いに来られる距離じゃなかったから
好き勝手できるんだっていう……(笑)
そういうところあるもんね、親が好きでもさ。
私はある程度、2週間寝たきりすればまた立って動いて、
学校にも戻れるっていうのはあったけど。
でも調子に乗ってね、病棟を回って歌って踊って……
歌って踊るとみんながジュースとかかお菓子とかくれるの。
味をしめて、病室を全部回ってお小遣い稼いで(笑)
それで傷口が開いちゃって、また2週間寝たきりねーみたいな。
そのへんが自分のルーツみたいな気持ちは
この年になっても感じるところがある。
寝たきりの時は制限されたスペースで、動けない中で
幼稚園とか小学校の低学年のとき、
何をして遊ぼうかって考えてて。
やっぱり本の好きな子にはなったけど、
起きてるうちの十何時間をずっと本読んでるってわけにもいかなくて。
何して遊ぼう、何して楽しさを見つけるんだろうっていうところは、子どもなりに……
探求の一つだったと思うんですけど
点滴もしてるんで、手もそこまで動かせないんだけど、
「ベッドの柵に鉛筆を叩いて音階を見つける」とかね。
で、きらきら星ができるようになって、
ナースコルを押してね(笑)
「どうしたの?」って来た看護師さんに
「きらきら星見つけた!」
もうお家の人もみんな帰ってるから、
看護師さんしか聞かせる人がいないから(笑)
やっぱね、暇な状態が一番子ども時代、
もしかしたらしんどいかもしれない。
だから、だからこそなんか、究極の遊びみたいなものが…
この病室の部屋、色が何個あるんだろうとかね。
天井の模様の種類分けとか…こういう形のブツブツは何種類あるのかとか
そういう遊びをしてました。
青空の下でとか風の中でとか、
雨の中で太陽の下で、っていうのが
ちょっと難しい日常の子たちも
そういう自分を喜ばせるような発見とか工夫ができたら
楽しいんじゃないかなと思う。
まあでも子どもたちはきっとね、天才だから。
きっとやってはいると思うんですけど。
しょうがないって言ったらあれだけど、
体がこういう状況だっていうのが
医学でも変えられないことであるならば、
できる範囲で工夫して遊んで過ごすっていうことは、
その子にとっても、人生の……何だろ、
絶対、タネにはなるはずだから。
みんなそういうような状況であるといいなぁって、
病気の子も。
* * *
「病気のときの遊び」についてのお話でした。
まめちゃんの「遊び」のお話はこれからもときどき
お届けしていきたいと思います。
この日は野外遊びのときの安全についての話もしていて
それもとっても面白いんですよー。
ぜひ、お楽しみに。
ところで、なかなかお知らせの機会がなかったのですが(ごめんなさい)、
じつは「今月の絵本」のコラム、お休み中です。
いつも本と素敵な紹介文を送ってくださっていた
絵本屋さん「メアリーコリン」さんが
ただいま休業中なのです。
そのため7月からしばらく、お休みしていました。
再開はもう少し先になりますが、
こちらもまたお届けしていく予定ですので
ぜひ楽しみにお待ちください◎
ではでは、また!
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