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執筆者の写真太郎 西邑

3月のおもちゃ「積み木」

今回紹介するおもちゃは積み木。

シンプルなものがおすすめ!

私は3色に色わけされていて、

立方体、直方体くらいの単純な形のみ(でも数がある)

というのを持っています。


膝立ちができる赤ちゃんから7-8歳くらいまで、

長く活躍するおもちゃです。



積み木の醍醐味は「見立て」遊びだと思うのですが、

それはちょっと大きくなってからです。

まずは、「崩す」「落とす」遊びから。


膝立ちができるようになると、テーブルで遊ぶことが増えてきます。

とにかく膝立ちすると、ちょっと高いところに手が届くのが楽しい!

そのテーブルに、大人が積み木を積んでみせます。

すると、ガッシャーン!

赤ちゃんは積んだ積み木を崩して、テーブルから落とします。


赤ちゃんは、全部落とさないと気が済まないかも。

その様子は、重力の実験をしているようです。

「重力」なんて言葉は知らなくても、

実際にどういうことが起きているのか研究しているのだと思います。


「子どもは研究者」

私は3年前に行った イタリアのレッジョエミリア市でその言葉を聞きました。

レッジョエミリアは、幼児教育で有名な場所。

世界中から視察の人々を受け入れています。

シェルハブ・メソッドは似たことを言います。 「子どもは探求する」


積み木を全部落とす子どもを見たら、私はちょっと自慢したくなります。

「ほらね、子どもは研究しているでしょ」

って。


やがて、赤ちゃんは大きくなって、今度は横に積み木を並べるかも。

さらに、上に積み上げるかも。

空間の研究が始まります。


缶の中に落とす遊びも好きだと思います。

からん、と音がするので、入れることが好きになる時期にいいと思います。

難しくするなら、柔らかいプラスチックの蓋に切れ目を入れて押し込むとかも。


そのうち、積み木を車に見立てて走らせるでしょう。

「ここから入っちゃダメだ」積み木が柵になったりするかもしれません。

橋になったり。

見立てることができるようになります。

なんて素敵な想像力!

積み木は何にでもなってくれる 「ごっこ遊び」の、いい相棒です。

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