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執筆者の写真太郎 西邑

ごっこ遊びのススメ-お人形は「自分ではないだれか」-


赤ちゃんは1歳くらいになると、お人形に興味が出てきます。

とくに「目」に注意がいくようです。

そして、ちょっと突き出ている「鼻」をかじったりします。


1歳半くらいになると、経験したことを頭の中でイメージしたり、

ものを何かに見立てたりするようになります。


四角い箱を耳にあてるのは、ママの「携帯電話」のまねかもしれません。

「ちょうだい」「どうぞ」の遊びにお手玉や積み木を使って、

ママが「美味しいね」と食べるまねをすると、一緒に食べるまねをするかもしれません。

何かになったつもりで遊ぶ「ごっこ遊び」のはじまりです。


だんだん発展してきて、おままごとやヒーローごっこになったりします。

お人形のお世話をしたがったり、おんぶしてあげたりします。


ごっこ遊びは、想像力を育み、

器用さ、言語、対人関係などを向上させる、

子どもの発達に欠かせない大切な遊びだといわれています。


そして「お人形」はごっこ遊びの中で

「自分ではないヒト」「だれか」という特別な意味を持ちます。

シェルハブ・メソッドでは、赤ちゃんとお人形の出会いを大切にしています。

興味を持ってもらいたいのです。



写真の「セーター人形」は、グループレッスンでもおなじみ わらべうた講師の佐々木博美さんが、

現在40代の息子さんを育てていたとき、活躍してくれたという手作り人形です。

当時、雑誌「暮らしの手帖」で見て、古セーターで作ってみたのだそうです。


ふにゃっとした体で、でもちゃんと座る。(写真のように、一人で自立して座れます)

だから、おままごとで座らせたり、食べさせたりすることもできる。

顔は目だけだから、想像力しだいで、泣くことも笑うこともできる。

ごっこ遊びにぴったりだったそう。 4月27日、「セーター人形を作りましょう」の会をやります。 作るだけじゃなく、オススメの遊び方もお伝えします。

博美さんと息子さんがどうやって遊んだか、 セーター人形さんの活躍、たっぷり聞いてください。


ごっこ遊びの環境を整えることはとても大事です。

でも、おままごとセットをそろえるのはちょっと違う、と博美さんはいいます。

この辺のこともぜひ当日、聞いてみてください。


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