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  • 執筆者の写真太郎 西邑

「何だコレ?」が、姿勢を変える

週に1回、体と動きの発達について「体験して」学ぶ

赤ちゃんの発達と動き方 体感セミナー

「つかまり立ち期」が12月からスタートします。

「どんなことをやるのか知りたい!」という方には

体感セミナー受講生のみなさんと一緒に学ぶ

11月のZoom学習会も、ぜひ。



このセミナー、受講生の方から

「子どもの発達のことプラス、自分の体のためになる」

と言っていただいています。


それには理由がありまして。


保育や発達支援、介護などのお仕事で

腰痛や肩こりといった体の悩みを抱えている方、多いと思うのですが


「姿勢を直しましょう」と言われたり

負担のない姿勢について調べたりして

「よし、直そう!」と思っても

姿勢や体の使い方って、なかなか変えられない!

という方も、また多いと思います。


筋トレやストレッチが続かない。

正しい姿勢を教わったけど、つい戻っちゃう。

「私ってダメだなあ・・・」と思ったことありませんか。

(ちなみに私は、、何回もあります。)



でも、上のようなやり方で姿勢を直すことって

脳の仕組み的に、無理なのです。。

たいへん難しいのです。。


以前も書いたことがあるかなと思うのですが

「姿勢」「動き」って、脳の中では無意識の領域で処理されるものです。


座る・立つ・歩く・・・といった動きには

背骨や骨盤の状態、手足や頭の位置、背筋や腹筋の使い方、などなど

さまざまなパーツの動きが関係してきます。


それを毎回、いちから考えるのは大変すぎる!


なので脳は、うまく動けたときの体験をもとに

「座るときはこのパターン」「歩くときはこのパターン」

と、体の状態をセットで記憶しておきます。

いわば、動きの自動プログラム。


座ろう、歩こう、とすれば、考えなくてもパッとできる。

それはこのプログラムが自動で体を動かしてくれるからです。



ですが、このプログラム、

いったん完成すると、なかなか変更されません。

私たちが「姿勢を変えたいな」と思っても

脳は「いや、プログラム通りにお願いします」と指令を出します。


いつの間にか姿勢が戻っちゃうのは

やる気の問題ではないのです。

脳の仕組みからすると、当たり前なのです。



でも「大人になったら、もう無理ですよ」

・・・なんてことはありません。

ただし、脳に変化してもらうための「コツ」はあります。


いくつかポイントがあるのですが、1つは、

「何コレ?」

と感じること。


「いつもと違うぞ」「これ、いつものやり方では、できないぞ」

そう判断すると、脳は新しい方法を探しはじめます。



学習会に参加したことがある方、

「すごく難しい動き」「できない!」

と、思ったかもしれません。


実は、それがいいんです。


難しいと感じるのは、普段やらない動き、慣れていない動きだから。

自動プログラムでは対応できない動きだから。


できないからこそ、脳が「違う方法」を探しはじめます。

自動プログラムがないので、「どう動いたらいいか」と考えます。



自分の体の役に立ったり、体が楽になるな、と感じるのは、

脳がなかなかやろうとしない「動きの試行錯誤」ができるからです。


そして、いろいろやってみる中で

新たなやり方、もっと楽な動き方に出会ったら

脳は自然とアップデートをしてくれます。

「自動プログラム、見直しましょう!」と動いてくれるんです。



そんなわけで、体感セミナー、

発達について学びたい!というだけじゃなく

「自分の体の助けになるので」と続けてくださる方も多いのでした。



ちなみに「脳の変化(発達)を促すポイント」はまだまだありまして、

シェルハブ・メソッドで特に注目している点は6つ。

こちらは、学習会で細かくお伝えする予定です、とみかさから。


Zoom学習会の日程&お申込はこちら👇


11月13日(月) 19:30~21:30

14日(火) 9:00~11:00

18日(土) 7:30~9:30


どちらも、お申込みお待ちしておりますー。

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