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  • 執筆者の写真太郎 西邑

絶妙なパラパラ~やってみて、初めてわかること

3年ほどつづいた主催イベント「かっぱのこ」という

わらべうたを通してシェルハブ・メソッドに触れるグループレッスン、

10月に最終回となりました。


が、わらべうた遊びとシェルハブの会は

明日からすぐ役立つ「保育者のためのわらべうた」や

プライベートクラス(参加者みなさん、お知り合いのグループレッスン)などなど、 ご依頼をいただいて開催しつづけています。

(保育者のためのわらべうた)


10月末のプライベートクラスはとっても楽しかったー。


わらべうたの会なんですけど、ご存じのとおり、

「始めます!みんな集まって」とはやらないんですよね。


わらべうた講師の博美さんが「集まりたくなる工夫」

「なになに?って思っちゃう仕掛け」を準備していて。

集まらない子がいてもいい、別の遊びをしててもいい。


なんですけど、この日は別の流れになったんです。

お子さんがカタログを(会場の佐々木邸に絵本のカタログが沢山あります)

パラパラ~っとめくる遊びをしてたんです。


読むんじゃなくて見るんじゃなくて、パラパラ~。

落ちてくる紙を、指に当てていくかんじ。


そこで・・・

「そんなに面白いんだ。じゃ、みんなでやってみる?」


で、やってみたら、

大人の発見が多かった!


「指に当てる、って難しい!」

「感触が楽しい!」

「これは厚い紙の本だとできない(だからカタログがいいんだ!)」

などなど。


一緒にやってみるまで気づかなかったことが

沢山あった!


そのあと、カタログをたくさん並べて

「どれにしようかな」

をやりました。

1時間、これだけ!

いやもう大人がわくわくしちゃうんです。

楽しいんです。

「ど~れ~にしよう~」の指を、ちゃんと目で追っている!とか。



お子さんが集団や遊びに「入ってこない」

そういうとき大人は「興味がない」って思いがちだけど、

見てないわけじゃない、聞いてないわけじゃない、

興味がないわけでもない。


私たちも「別のことしていても、聞こえてるから」

「いま楽しんでる遊びが、発達にも一番大事!」

ってずっと、言っていますが


さらに、こっちから歩み寄ったら

もっとわかることがある。


大人も自分でやってみたら

「ずっとパラパラしてるなあ」

「もっと面白いオモチャあるよ?」

「別の遊びしない?」

じゃなくて


「そうか、これを楽しんでるのか!」

「繊細なことしてるなあ」

「こっちの本はどうかな…」

「やっぱりその雑誌が絶妙なのね!」

って、小さい人が今やっていることを出発点に、大人側も「面白いな」ってなっちゃう。


やっぱこれだなあーー

と思ったできごとだったのでした。

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